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太陽をかこう (至光社国際版絵本)

太陽をかこう (至光社国際版絵本)

太陽をかこう (至光社国際版絵本)

作家
ブルーノ・ムナーリ
須賀敦子
出版社
至光社
発売日
1984-04-01
ISBN
9784783401346
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太陽をかこう (至光社国際版絵本) / 感想・レビュー

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返却日がせまってざっとよみでしたが、この本欲しいと思った。芸術家による太陽がいくつか紹介されてて、とくにアルトゥーロ・トレド・ピサのモザイクの太陽が印象的。「霧のなかの太陽は、しろっぽい。灰いろの空に、あながあいたみたいだ。」「画家たちも、じつにいろいろな太陽をかいているけれど、ほんとうは、きみのすきなようにするのが、いい。ミカンのわぎりだって、いいじゃないか。」須賀さんのひらがなの選び方には惹かれるものがある。

2016/03/13

らぱん

20年を経て出版された本書は「木をかこう」とは趣が異なり、具体的な描き方よりも自由な表現を謳っている。太陽とはどういうものかを教えてくれた後に、さまざまな時代のさまざまな人たちが描いた太陽の姿を見せてくれて、何色でもいいし、どんな形でもいい、太陽の持つエネルギーを受け止めて、それぞれの太陽を自由に表現しようと誘ってくれる。暖かい気持ちになった。

2019/05/20

りー

え。どうしよ。本当に描いちゃおうかな?と、思わずそわそわしてしまう本でした。むむぅ。流石、ブルーノ・ムナーリ。最初は太陽についての科学的な解説が書かれています(漫画「チ。」を読んだ後だと、ここが重く受け止められる。)。その後、様々な時代に人間が描いた太陽が紹介されていて、勅使河原蒼風の作品や日の丸も登場。で、じゃあキミも描いてみたら?と、来る。クレヨン、スプレー、ペン、絵の具、切り紙などで描く方法があるよ、沈む夕日1つとっても色々だよ、どうする?と。軽やかな造形。子どもたちと一緒に描きたくなります。

2021/03/22

杏子

今度は、太陽を描くための本。太陽の本質的なものを知ることから、その太陽を描く上でどんなふうにするのか。状況によって、太陽の描かれ方も違う。昔の人が描いた太陽だとか、科学者がどんなふうに見ていたか、芸術家はどうか?とか。子どもが描くなら、どんなふうか。形は?描く画材でも違いが。指でかいたり、クレヨンだったり、フェルトペンキだったり…。貼り紙では?とか、いろんな形と色の太陽が描かれている。面白かった。自分の視点が変わりそうなそんな本。絵を描きたくなるかも?

2021/12/31

みさどん

さすがムナーリさん。木はともかく、太陽の描き方にそれほど差異はないだろうと手に取らなかったけれど、たくさんのバリエーションに感動さえおぼえてしまった。霞んでいたり昔の太陽だったり芸術家の独創的な表現だったりと、色も様々でたっぷり楽しんだ。それでいいんだと思える。

2017/10/17

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