メランコリ-の川下り: 詩集
メランコリ-の川下り: 詩集 / 感想・レビュー
寛生
【図書館】「羊水の宇宙に漂いながら・・・多くを知っている乳房を握りしめながら」どこから来るか分らないコトバを詩人はひたすら待つ。人に話しかけることはない蝶が舞う。しかし、その蝶が舞いが、詩人をコトバへと招き入れる。どこまでも果てしなくつづく道。どこまでも未知の世界を追いかけていく詩人というコトバの器。世界を傷つけようとは思わないという詩人の〈感情〉は、その混沌とした死の世界から、沈黙の声を静かに聴きわける。コトバが詩人に舞い降りる。生と死の境界線の上で、コトバを受けながら、五感を超えていくコトバを受ける。
2014/05/27
あんどう
好きだ………
2024/08/01
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