夜の戦い
夜の戦い / 感想・レビュー
渡邊利道
装幀がさりげなくていいなと思ったら平出隆だった(画は宮澤賢治)。バブル終わった95年の詩集だが収録作はバブル後期の作品。タイトルと内容が物語として有機的に結びついた短編小説的な散文詩が中心で、行分けの詩も物語的なイメージをのびのびと歌い上げている。連作的なひろがりはないが結晶する玩びがある。
2017/02/04
misui
再読。「夢魔のテクストを隅から血をせせるように訳し尽すか」「テクストに住み憑いた魔物に血の一滴まで嘗め取られるか」(「翻訳論」)、本書の詩は前者の傾向がよく出ているように思う。いくらか俗な内容ともいえるが夢をそのまま持ってこられるよりは大分読みやすい。内容・体裁ともに気に入ってます。
2010/05/02
yorugaowaru
現実は不条理で、生臭くて、やりきれない。
2010/03/05
misui
再読。
2009/04/28
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