川崎洋詩集 続 (現代詩文庫 第 1期133)
川崎洋詩集 続 (現代詩文庫 第 1期133) / 感想・レビュー
misui
敗戦による価値転倒の中、変わらなかったのは自然の風景だけだったとのことで、言葉を超えた不変のポエジーへの接近が詩を書く原点にある。同時に、そうした言葉ならぬ世界を記述し得ている方言や個人の証言へと接近し、収集を行っている。上滑りする言葉を避けたやさしい語り口も、実感をともなった言葉しか使いたくないということの表れなのだろう。「おれは常套句を愛する/すなわち/<自分の歩幅で>/というやつだ/および腰の知性なぞ/古い運動靴のように打ち捨てて/わっしょい」(「ジョギングの唄」)
2014/07/23
DEAN SAITO@1年100冊
「昇ることが良いとは限らぬ、首吊り台へも昇るじゃないか」
2021/04/17
sk
初めの方の新鮮な味わいのする詩が良かった。途中からはやや退屈に感じてしまったが、割とこういう種類の退屈さは大御所から評価されたりするので、少し気を付けて読む必要があるとは思った。
2015/09/21
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