平田俊子詩集 (現代詩文庫 第 1期158)
平田俊子詩集 (現代詩文庫 第 1期158) / 感想・レビュー
夜間飛行
詩など読んだことない私でも愉しめる。なんだか手製の人形劇でも見ているようだ。例えば「ラヴジュース、ラヴコーラ」という詩。語り手のトシコは失業していて外国人の男とデキている。気紛れにエイズ検査を受けるが、添加物や環境汚染には全く関心がない。かと思うと「違法行為」をやたら気にする。最後は「コンビニ強盗になったのは誰だったっけ」と呟く。小心なのか大胆なのかわからないトシコのことがとても気になる。どの詩もそうだけど、「姉さんはいった」「シグナル」「静かな家」など心に直接響く詩だ。できれば誰かの肉声で聞いてみたい。
2013/04/28
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パワーワード満載
2020/12/27
kazutox
ネットのどこかで「猫の休日」(本書23ページ)を読んで気になったので読みました。1999年刊、1984年から1997年の5つの詩集から。すごい才能です。この才能に何十年も気づかなかったとは、しまった、失敗したなあ、という感想です。(吉祥寺・古書防破堤で入手)
2022/06/03
岡部淳太郎
この人の詩は面白い。面白い詩なんてあるのかと疑う人はとりあえず読め。
2000/01/05
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