谷川俊太郎詩集 新版
谷川俊太郎詩集 新版 / 感想・レビュー
白義
子どもの頃、夜空の星を考えた時に感じたえもいわれぬ孤独感、存在の不安。そうした感覚を思い出す詩が多かったです。その自由な言葉の選び方、イメージの鮮烈さ、それに込められた重い何かの密度。しかしそれに対し、考え詰めた一瞬からふっとくしゃみをする軽やかさ。二十億光年の孤独から21まで初期の谷川俊太郎の詩を集大成した豪華本です。読むと言葉と世界への感覚が開かれていくでしょう。最高の言葉の宝石箱
2011/07/13
シゲミ
澄明に見えてわずかに澱んでる、あったかい春の湖のイメージ
2015/01/04
まーなん
だいたい見開き1ページにつき詩が一つ、とかなり余白がある贅沢な構成。しかしこの空白がないと谷川さんの形容詞は紙に収まりきらない。それほど彼の世界観は広大で、読者の想像力を掻き立ててくれます。
2013/10/29
ヤスミン
これだけあれば玉石混交になるのも仕方がない。心に響く詩や言葉が数多くある。常人には考えられない比喩、ユニークな言葉遣い、異常なまでの追求、正に自由自在な巨匠ならではである。
2010/09/16
そら
言葉の選び方がおもしろいです。谷川さんの世界は広いなあと思います。
2013/12/17
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