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私: 谷川俊太郎詩集

私: 谷川俊太郎詩集

私: 谷川俊太郎詩集

作家
谷川俊太郎
出版社
思潮社
発売日
2007-12-01
ISBN
9784783730439
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私: 谷川俊太郎詩集 / 感想・レビュー

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lonesome

何だか今まで詠んだ谷川さんの詩と雰囲気が違って何となく寂しい空気が漂っていて。友や大切な人たちとの別れや自身の病気から得た感情が静かに諦めにも似た言葉に詩に物語のような一場面に切り取られているように感じられた。‘哀しみはいつもどこにでもあって それはいつか必ず歓びへと溶けていく’(「泣いているきみ 少年9」より)この詩集の中で一番新しい「少年」という連作の詩は、生きていく前向きな力が寂しさの中にも見えていい詩だなと思う。

2014/12/13

りえこ

私って何だろうと、最近いつも考えています。書き継ぐ、が好きでした。

2015/04/17

shishi

[A+]谷川俊太郎の詩集。詩の純粋な芸術性と大衆性をこれほど上手に混ぜ合わせている人は日本には他にいない。ひとつひとつの言葉の広がりを感じさせてくれた。ぼくも詩を勉強したい。

2012/06/12

琴音

小学校の教科書を思い出しました。透き通ったような言葉ときらりと輝く欠片を集めるような詩、という形式。全ての詩を理解して読めたわけではなかったけれど、はっと心に響く言葉を見つけることが出来たのがよかったです。

2010/05/08

みほ

今まで触れてきた谷川作品とは何か異質なものを感じた。絵の具でいうと白で、「私」というタイトルなのに「私」がとても希薄な感覚がするのだ。最初の作品「自己紹介」もすごく好き。この人っぽい。「河」「私は私」「詩人の墓へのエピタフ」「少年」が印象的だった。私への執着を棄てることが、めぐりめぐっては私になってゆき、あなたにもなるという…そんなことを感じた。装丁もお気に入り。詩は小説より売れないから、こうやってどんどんモダンにしていくといい。「ぼくはどこにも行かないでいい 世界中どこでもここだから」

2014/08/23

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