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猟師になりたい!

猟師になりたい!

猟師になりたい!

作家
北尾トロ
出版社
信濃毎日新聞社
発売日
2014-08-08
ISBN
9784784072446
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猟師になりたい! / 感想・レビュー

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ちょろんこ*勉強のため休止中

北尾さん、プロを目指すというよりも”趣味で猟師をやろう”という感じ。軽い気持ちで開始しているが、資格取得の為のテストや初期費用等が具体的に記されているので非常に興味深い。思ったよりも敷居が高くはなさそうだ。生き物の命を奪うことに対する責任ともきっちり向かい合っていて好感が持てる。仲間の猟師生活の実態(収入や問題点等)、自然を相手にする厳しさやその楽しさも、ユーモアある語り口で綴られていた。別に猟師になりたくない私でも面白く読めた。随所にある一コマ漫画も、ゴルゴ13調のがあったりして時々吹いた。お勧め。

2015/02/26

ホークス

狩猟免許を取り、銃砲所持許可を取り、師匠を探し、猟に出るまでの体験記。とても分かりやすい。狩猟法の選択など、一々考えを明確にしてくれるのが嬉しい。新しいジャンルに挑む著者の姿は若々しい。ヤマドリや鴨など、獲物たちも懸命に生きようとしている事が分かり、なるほど本物の世界と対峙している感じがする。導いてくれる先輩たち、さりげなく応援してくれる家族の存在が大きい。狩猟が良いか悪いかという、誰もが悩む課題を著者も考えるが、あえて突き詰めない。それで良いと思う。足し算みたいに結論が出る訳がない問題だ。

2018/01/11

テツ

猟師の数が年々減少し害獣駆除もままならない今日この頃。長野に移住し狩猟免許を取得し猟師になることを志した著者の毎日。生き物の生命を奪い己の糧にして生きているという現実。自分は他の生命を犠牲にしなければ存在出来ないんだという現実は現代社会では忘れられがちだけれど、猟を生業としている限りそうした業とリアルに向き合うことになる。単純に読み物として面白かったです。猟師さんになるには大変なんだなあ……。

2018/04/02

阿部義彦

2014年信濃毎日新聞社発行。北尾トロさんと言えば、自分的には雑食サブカルライター、古本屋、裁判傍聴、なんかのイメージが有りましたが、猟師の資格を取って、実際に猟にも参加していたのですね。その奮闘記です。空気銃の資格なので、主に狙うのは鳥なのですが、今の所ひと冬しか経験しておらず、仕留め損ないが二匹で、未だ捕獲成功はしていませんが、仲間には恵まれてジビエ料理なども堪能しています。初心者向けに免許の取り方や銃の入手方法、そして法令関係は詳しく説明されています。知らない世界を垣間見る事が出来ました。

2024/10/31

しーふぉ

猟師本を何冊か読んだ感想として、ジビエとして注目されているが解体する施設や資格がないと流通に乗せられない。鹿や猪など数が増えすぎ樹木を枯らすなどの被害が多いが猟師の数は減少し、若い人がいない。北尾トロさんは空気銃で鳥を狙うが1年目はゼロ。そんなに甘くない。普通に読み物として面白かったので猟に興味がなくても楽しめると思います。

2017/08/29

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