アニメがお仕事! (7) (ヤングキングコミックス)
アニメがお仕事! (7) (ヤングキングコミックス) / 感想・レビュー
ender-san
アニメーター歴の長い人が描く漫画は、絵自体はうまくてもやたら読みにくいものが多いのですが、これはすらすら読めました。さすがです。コマ割りやレイアウトより、絵と言葉を優先する昔の少女漫画の文法がピタッとハマってる感じ。内容も、しっかり訴えかける物があって、非常に良かったです。同じ絵描き畑であるのに、アニメ業界モノの漫画ってとても少ないので、貴重な作品だと思います。
2010/01/19
くわたろ
再読だけどガツンときた場面があった。原画経験のまだ少ないのんのさんがコンテの読み方に悩むとこ、そこのト書きと台詞、引用する。――「できあがった画面を見て批評はできる」「あれはダメこれはダメと」「でもコンテの段階じゃ出来上がりが見えない」読んでも読んでも描けるようになるわけじゃない ダメ捜しばかり上手になっていく(中略)「なのにいいものは…………」「それが どうしていいのか 言葉にできない 描けもしない」―― 肯定を理由づけるのはダメ出し以上に難しい。アニメーターにかぎらず共感できる葛藤ではあるまいか。
2009/11/25
ていと
一気読み! アニメの世界も時代は変わる。そしてどんな業界も、きっと入りたてが一番つらい。それにしてもどうしてこう次から次へと苦難が…
2015/12/28
allite510@Lamb & Wool
「血まみれでもムリヤリ立ってやる 生まれかわるんじゃなくてそのまま動いてやる」「いいじゃんゾンビ!もう死なないし!」「手が動くんですよ 天井に絵を描くんです 気がついたら描いてるんです」宝島の「さあ行こう」は、特別。キャラクター皆、魅力的でした。結構海外とかで読み継がれるのかも。
2015/01/10
富士さん
読み直し最終巻。日常のモヤモヤを描いていくスタイルなので、山はあるようでないような感じでしたが、結局アニメ業界に入った動画さんたちが悩みながらも自分の道を決めはじめたところでラストとなりました。川田さんが雑すぎて泣けました。ホントに作画以外に興味ないんですねぇ。やっぱり最後まで作画がお仕事です。後日談的でお話があまり動かない巻ですが、付録の漫画エッセーも含めて、一番石田さんのアニメに対する考え方やスタンスがにじみ出ている巻なように思います。めんどくさい人生や仕事は、はずかしい夢があるから輝くんだと。
2014/12/11
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