MUJIN -無尽- 6 (6巻) (ヤングキングコミックス)
MUJIN -無尽- 6 (6巻) (ヤングキングコミックス) / 感想・レビュー
なると
表紙は山岡鉄舟。伊庭八郎との道場試合がメインなんだけど、この時代の道場試合中の死亡は事故とされ、咎めを受けないのが暗黙らしい。あえて試合を申し込むこともあるようで、なるほどキナ臭い世の中ですね。しっかし教科書ばりに説明が多くて読みごたえあり。最近伊庭八郎について調べているのだけど、作中でよくあるセリフ「伊庭の小天狗」「伊庭の麒麟児」というのは本当に言われていたんですね。この時代に動画があれば…武士の本物のタテを見てみたいものです。
2021/03/23
眠る山猫屋
表紙は山岡鉄舟(この時点では鉄太郎)、伊庭八郎関連では必ず描かれる対決が清々しい。だが、ふたりの人生の明暗(一概に明暗とは言い難いが)が切ない。片や後世に名を残し、伊庭は五稜郭に果てる。この巻で将軍・家茂と邂逅し魅了され、侍としての心を捧げる決意をした八郎。慶喜との関係はどうなるのだろう・・・。
2019/03/17
Die-Go
伊庭の小天狗伊庭八郎の生涯。対山岡鉄太郎の勝負。木刀ではあるが、さながら真剣での立ち合いの様相を呈する。そして、見事八郎は勝ちを成す。世相は混乱を来しつつある中、八郎は将軍への謁見を許され、忠誠を誓う。★★★★☆
2022/09/22
り こ む ん
迫力のある山岡との試合は見応えあり!時代は沸騰すんぜん。八郎が随分と大人になったなぁ~と思う。巻末にご登場の清河くん。新撰組次の巻は新撰組がご誕生されるのかな?しかし…高杉がごっついなぁ(笑)
2019/03/28
JACK
☆ 黒船来航で不平等条約を結ばされた幕府に対する攘夷派の不満は爆発寸前。それは外国人を倒し、政を帝の朝廷に取り戻そうとする尊皇攘夷の流れとなった。江戸の町に人死にが多数出る中、「伊庭の小天狗」と呼ばれる伊庭八郎は十四代将軍の徳川家茂と出会い、その国と民を想う優しさに触れ、「この身は上様の盾に この刃は上様の敵を倒すために」と心に誓うのだった…。剣術の仕合も見応えがあり、朝廷と幕府の対立、諸外国との関係なども引き込まれます。歴史好きでなくとも面白いと思う。早く続きが読みたい。
2019/03/02
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