幸田露伴 (新学社近代浪漫派文庫 6)
幸田露伴 (新学社近代浪漫派文庫 6) / 感想・レビュー
ダイキ
大学図書館。クレーの表紙絵は『砂地の向こうの海』 近代浪漫派文庫はなんと言っても保田與重郎が著作中に取り上げた作品が多く収録されているのが有り難いです。幸田露伴の名を連ねる文学全集は数多あれど、抄録とはいえ、『評釈炭俵』が読める物は他にないでしょう。これは保田が七部集の中でも、殊に「炭俵」を尊重している由を著作中に遺しているために収録されたのだと思います。『観画談』は『日本の文学史』の中で、この作品がなければ谷崎潤一郎の『蘆刈』は生まれなかったとし、前者が神仙の世界なら、後者は狐狸の世界と評しています。
2016/06/03
mashi
五重塔の勢いにはグルーヴ感がありますね。焼失したのは惜しい。凌雲閣と並んで健在なところを見たかった
2021/03/03
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