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台所に敗戦はなかった: 戦前・戦後をつなぐ日本食

台所に敗戦はなかった: 戦前・戦後をつなぐ日本食

台所に敗戦はなかった: 戦前・戦後をつなぐ日本食

作家
魚柄仁之助
出版社
青弓社
発売日
2015-08-07
ISBN
9784787220615
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台所に敗戦はなかった: 戦前・戦後をつなぐ日本食 / 感想・レビュー

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niisun

すき焼き、サンドイッチ、マカロニとうどん、ねぎま、人工葡萄酒、おしるこ&珍スイーツ、カルピスもどきと代用コーヒー、玉子チーズ。。。ちとチョイスが渋すぎたかな・・・。ご本人も“おわりに”で書いていますが、「カレーは?、ラーメンは?、ビールは?」と、もっと気になる食があるような気がします。あとは、もう少しタイトル通りに敗戦後の食糧難の時期の台所にフォーカスされてると良かったかな。中では“ねぎま”の変遷が一番興味深く読めたかな。赤身だろうとトロだろうと、わざわざマグロを鍋にするのはもはや庶民の食ではないですね。

2024/09/29

更紗蝦

80年代に古道具屋を営んでいた関係で、古い主婦雑誌の付録料理本を入手した著者が、昭和の料理の変遷や創意工夫を検証した本です。凄く面白かったのですが、ちょっと気になったのは、料理雑誌は紙面を埋めるために苦し紛れのやっつけレシピを無理やり載せる場合というのがあり、私が知る限りでは創刊当時のレタスクラブはかなり酷かったですし、私が以前通っていた料理教室の先生も「創刊当時のオレンジページは酷かった」と言っていたので、戦前・戦中の雑誌も「ライターの苦し紛れ記事」があった可能性を考慮すべきなのでは…と思いました。

2018/07/06

宇宙猫

★★★ 昭和の前半の和洋折衷なお料理について。サンドウィッチに柚子味噌を使ったりハンバーグを挟んだり、今より攻めてて美味しそう。100年たったら令和はこんな料理を作ってた、なんて本が出るのかな。

2021/03/07

北本 亜嵐

「すきやき」や「サンドイッチ」等、おなじみの食事、昔はどんな風だったのか?著者は当時のレシピを用いて忠実に再現しているが、今ではあり得ない程のとんでもなさ。そのバイタリティさに拍手を送りたくなります(笑)理屈ぬきで面白かった。

2015/12/24

シルク

……(゚p゚)ゴクリ 「撮影の都合で夜どんなに遅くなるやうなことがあつても、母がちやんと待つてゐてくれて、温いご飯に、私の好きな牛肉と玉葱のバタ炒めのお菜を作つてくれます。これが何よりの御馳走なんです。一日たまつた話を、あれやこれやとおしやべりしながら頂いてると疲れもどこかへ吹つ飛んでしまふほど。」(「名士と人気者の千人料理」『主婦之友』1938年1月号付録)(p.21)高峯三枝子さんの記事。牛肉と玉葱の炒めって、「炒めにでもするか」ってんでよくやるけど、この記事を読んで、自分の中で特別なおかずに昇格。

2018/06/05

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