鞭打ちの文化史 (中田耕治コレクション 5)
鞭打ちの文化史 (中田耕治コレクション 5) / 感想・レビュー
印度 洋一郎
元々は雑誌「S&Mスナイパー」の連載。であるからなのだろうが、文体がペダンチック。ざっくりいうと、「人間の社会にとって、鞭打ちとはいかなる文化的位置にあるか」を考察するコラム。古代から、鞭打ちには大きく分けて、「刑罰」と「儀式」という二つの流れがあった。刑罰の方は主に奴隷に対するもの、儀式の方は宗教の中で自らを罰して法悦を得ようとするもの。この宗教的な鞭打ちが大衆化されたものが今日のいわゆるSMではなかろうか、というのが著者の見立てではないかと印象を持ったのだが、如何に?何しろコラムだから、結論はない。
2022/04/05
kizz
まあ、そんなに趣味じゃない人の書くものはドンばまりの人には物足りないのか。嵌りすぎてて趣味が合わないのか。どっちともいえないのだけど…もう少し資料性のある感じを求めていたのでイマイチ。
2008/11/15
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