心霊写真は語る (写真叢書)
心霊写真は語る (写真叢書) / 感想・レビュー
mittsko
錚々たる執筆陣!どうやって集まったのか、編纂事情がどこにも書かれていない。「写真叢書」中の一冊ということなので、編集部企画なのかもしれない(一柳先生はイントロのみ、本論には寄稿していない) ※ 所収論考の多くで参照されるのは、寄稿者の一人、小池壮彦の『心霊写真』(2000年)。偉大な仕事であったということですね ※ 一読に値する論考ばかりだが、個人的には、吉田司雄「回帰する恐怖」、小池「「眉唾写真」の魅力」がとくに面白かった
2023/08/31
xxx
心霊写真に関する複数の論文が掲載。 特に19世紀心霊写真黎明期の死者の「追悼」としても心霊写真ブームは興味深い。 あと映画「邪眼霊」見てみたい
2023/07/06
ミヤ
心霊写真について様々なアプローチを試みた論文集。真面目な内容でした。 読んでいて意外だったのは昨今の呪いとか祟りといったホラー的意味合いによって統一化されたのは長い心霊写真の歴史(19世紀半ばから続く)においては最近のことであるということ。それまでは交霊会における霊現象の記録媒体であったり、故人を悼む為に『心霊写真師』なる職業の人に映してもらったりと意味合いが異なっていた。 正体が枯れ尾花であるにせよ実在するにせよ、結局は意味合いを付与するのは人間である。スピリチュアルが完全解明される日は来るのでしょうか
2023/06/07
ekka
前川修先生の章を読みました。難しかった…けれど、一生懸命向き合いました!心霊写真を語ることで、写真論そのものが心霊のような本質であることを暴いてゆく方法が勉強になりました。これを機にヴィジュアルカルチャーについてこれから勉強してゆきます!
2014/06/19
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