古書彷徨 (BOOKS ON BOOKS)
古書彷徨 (BOOKS ON BOOKS) / 感想・レビュー
moonanddai
出久根さんの本はいつも楽しく読ませていただきます。ただ今回ふと思ったのですが、これらの話はすべて(というか一つを除き)実話なのでしょうかねぇ…?「最終巻の読者」とか、母子連れに同情して週刊誌を買う話、姉に代わって性教育専門書を注文する話…。独居の老人から古本を買う話や、七年越しに注文の本をとでおける話…、などなど。悲しすぎるし、おかしすぎるし、怖すぎる。こうしてみると、私なんかまだまだ(この年になっても)何にも世の中が見えていないのかなぁ。
2015/08/27
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