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認知科学通論 (認知科学選書)

認知科学通論 (認知科学選書)

認知科学通論 (認知科学選書)

作家
N.A. スティリングス
J.L. ガーフィールド
D.A. ローゼンバウム
L.B. ベーカー・ワード
M.H. ファインシュタイン
E.L. リスランド
S.E. ワイスラー
海保博之
出版社
新曜社
発売日
1991-02-20
ISBN
9784788503830
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認知科学通論 (認知科学選書) / 感想・レビュー

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roughfractus02

1987年初版の大学テキストだが、今読むと心身問題の基本テーマが揃っていると感じる。同じ人工知能の情報処理の観点でも行動主義心理学が心を除いて行動分析するのに対し、認知科学は心的表象と行動の関係を計算可能な認知モデルから説明する。このモデルは命題ネットワーク、スキーマ、メンタルイメージ、制御処理と自動処理、技能獲得による心のアーキテクチャから成る。一方、当時のAIの探索、制御、学習の成果を脳と認知の神経科学的関係と捉え、哲学や言語の新たな成果を導入すると、伝統的な心身二元論の脳=心なるベースが見えてくる。

2020/03/02

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