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なぜ悪人を殺してはいけないのか―反時代的考察

なぜ悪人を殺してはいけないのか―反時代的考察

なぜ悪人を殺してはいけないのか―反時代的考察

作家
小谷野敦
出版社
新曜社
発売日
2006-03-24
ISBN
9784788509856
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なぜ悪人を殺してはいけないのか―反時代的考察 / 感想・レビュー

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Gen Kato

「遺族は被害者の代弁者たりうるのだろうか?」、深いところに刺さるひと言。自分を殺す犯人を裁けるのは自分だけですよね。ぐるぐる考えを巡らせつつ読了。表題作以外のエッセイもおもしろいです。

2024/06/30

脳疣沼

なぜ悪人を殺してはいけないのか、その理由が明かされるかと思ったら、殺していい、という結論を導いていたので驚いた。うん、まあ死刑制度を議論するとめんどくさいんだなと思った。論理などどうでもいいとは言わないが(学者が論理破綻していたら困るが)、一般庶民はたとえちょっとぐらい筋が通らなくとも生きていけるのである。読み終わったあとはそう思いました。

2014/09/10

Lieu

死刑存置論、共和制論、文化相対主義批判。反時代的考察という副題が的を射ている。非常に明快な論理である。論理的ではあるが、思弁的な哲学者の論証の方法とは違い、歴史的に元を正すことに重きを置いている印象である。私はこういう論証方法の方に説得力を感じる。

2021/03/02

keepfine

ボナパルティズム、コミンテルンのテーゼ(1972)、ノーブルサベージ(高貴なる野蛮人)といった概念を知れたのでよかった(小学生並感想)

2017/05/31

bestkkk

バラエティ評論集。最後の留学記が泣ける。

2009/01/22

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