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真剣に話しましょう 小熊英二対談集

真剣に話しましょう 小熊英二対談集

真剣に話しましょう 小熊英二対談集

作家
小熊英二
古市憲寿
高原基彰
上野千鶴子
小川有美
酒井啓子
篠田徹
湯浅誠
保坂展人
東浩紀
菅原琢
韓東賢
木村草太
出版社
新曜社
発売日
2014-10-04
ISBN
9784788513990
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真剣に話しましょう 小熊英二対談集 / 感想・レビュー

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ヒデミン@もも

小熊さんてばって対談本。

2018/09/16

壱萬参仟縁

冒頭の古市憲寿先生との対談では、非正規雇用問題と人生問題がリンクしてくる論点がある。40代で思うが、正規で東京の大手企業で過労死するほど働くのか、非正規で田舎にて細々と自由な時間を得てビンボーでいくか、の格差が見られると思われた。対談者の8割方が東大関係の研究者から成るため、ビンボーなODとか、憐みの対象でしかないと思われる。ま、それでいいけどね。みなさまは優秀だから東大関係者なのだから、おっしゃることは否定しませぬ。が、それで社会が変わるかどうか、わからぬ。上野名誉教授のニーズの概念(102頁~)。 

2014/11/20

秋 眉雄

夕餉の友として、かれこれ半年以上かけてようやく読みました。かなり行きつ戻りつしながら読みましたが、馬鹿なのでやはり所々再読の必要を感じます。それにしても、たった四~六年ほど前に語られたものなのに、僕が今の世の中を悪く捉えすぎなのか、緊張感溢れているはずの会話の中にさえ、なんだかある種の『のどかさ』を感じました。願わくば、今この時に出版されるこういった本が数年後に読まれたときに『のどかさ』を感じないような世の中になっていれば良いなと思います。

2019/01/12

makoppe

うーん。おもしろかったんだけどね。なんだか『私たちはいまどこにいるのか』のときは視点をひっくり返すような驚きを与えてくれていたが、今回は官邸前のデモなんかによる社会の変化の一点でごり押ししてた感じがした。相手の議論に乗っかるような場面が少なかった気がする。それは置いといて上野千鶴子との対談「上野千鶴子を腑分けする」を読むと、上野がどうしてフェミニストなのかがわかる。木村草太との秘密保護法に関する対談も読む価値あり。そして、古市は、可哀そうになるほど言い負かされていた(笑)

2015/01/26

向う岸

小熊英二は厄介だ。ああ言えばこう言う、安易に同調しないめんどくさい人。ただし反論はオルタナティブの提示だったり、議論を深めるための敢えての逆張り、挑発だったりする。あとがきを読むと本人も意識してやっているみたい。国民は政治家や役所がやろうとすることの内容を深く理解できなくともあやしさやうさんくささを嗅ぎとって、その手法や進め方に異議を唱える。小熊英二はふんわりした民意を明瞭にするのが上手い。

2015/07/14

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