対話の達人、遠藤周作 1
対話の達人、遠藤周作 1 / 感想・レビュー
ワッツ
遠藤周作の聞き上手がここでも遺憾なく発揮されている。あけぼの出典なので対談者はキリスト者が多い。他にも宗教家、芸術家、医者、作家など只者ではない人ばかりが対談者だ。今回ばかりは普段馬鹿話しかしない相手でも、真面目な話をしている。「遠藤周作と語る―日本人とキリスト教」でもそうだったが、盟友井上洋治とは、随分遠慮なくキリスト教について激論を交わしている、というより遠藤が攻撃的だ。親友でありながらも、キリスト教に対する考え方が随分相違しているようである。
2012/02/14
あいくん
☆☆☆遠藤周作さんは1996年に亡くなりました。1980年代に、「あけぼの」という雑誌に乗った対談集です。キリスト教の価値観に基づいて編集されている女性を対象にした雑誌だということです。この本には17名の方との対談が収められています。30年前の対談ですから、すでに故人となられた方も多いです。ウイリアム・ジョンストンさんはイエズズ会士です。遠藤周作さんの「沈黙」を英訳しています。 矢代朝子さんは女優ですが、劇作家矢代静一の娘です。遠藤周作57歳の時に矢代朝子さんは21歳です。
2015/05/05
そら
凄く為になる本でした!でも、今の自分には難しかった。初めて、もっと勉強してもう一度読んでみたいと思いました!
2015/09/13
Ryoichi Ito
冒頭対談が,サトウサンペイと「老いの心境を語る」。おいおい,50歳前後で老いの心境か。でも面白い。
2017/03/12
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