象工場のハッピ-エンド
象工場のハッピ-エンド / 感想・レビュー
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
☆3.75 ここで僕が語る物語は結構どうでも良い物語である。 というかなんの役にも立たない物語ばかりだ。 それ以上でもそれ以下でもない。 だってそうだろう。本当のところ象は工場で作られるわけではないし、いったい何がハッピーエンドなんだか。 羊男と208と209の双子の美少女は声を合わせて、こう言った。「作りなおし」 やれやれ、僕は、心の中でそう呟くだろう。
nemuro
市立富良野図書館から借りた一冊。昨年5月に、やっぱり市立富良野図書館から借りて以来の再読。パラパラと眺めて30分余り。お馴染み、村上春樹と安西水丸の世界が堪能できた。収録された13編の中にタイトルの作品はないが、「A DAYin THE LIFE」に象工場に勤める“撲”が登場する。「スパゲティー工場の秘密」や「双子町の双子まつり」に、あの“羊男”や“双子”が登場しているのも嬉しい。
2019/08/18
nemuro
市立富良野図書館から借りた一冊。奥付を見ると、「1983年12月5日 第1刷発行」。「カティーサーク自身のための広告」から「サヴォイでストンプ」まで、13編を収録。表題作はないが、「A DAY in THE LIFE」には、象工場に勤めている“僕”が登場している。ある日、「村上春樹・文/安西水丸・画」な本を、パラパラと眺めるのも悪くない。
2018/05/21
sashawakakasu
エッセイなのか短編なのか。双子と羊男が出てきてほっこりした。しゃべる犬とは珍しい。妻と交換したって、この時嫁さんとなんかあったのかしら。安西さんの絵ってなんだろう、不思議だ。
2020/07/28
まるよし
豪華な作りの大人の絵本。ムカラミさんが作りたいものって本当に幅広い。ただの小説家じゃなくて、いろんなベクトルで放出してバランス保ってるんだろう。もしくはたくさんのピースを吐き出して、その中から小説に昇華される部分を選んでる発展させてるのかもと思った。 発表されている小説はクリエイティブ活動の氷山の一角なんだろうな。
2021/11/03
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