ダ-ウィンの使者 (上)
ダ-ウィンの使者 (上) / 感想・レビュー
ふう
【ガーディアン必読小説1000冊】#156
2023/08/13
mond_bar
『箱の中には、大量のワインをなみなみと満たした巨大なアンフォラ。ラド自身がトビリシ郊外に所有する小さなぶどう園の地中にワインごと埋めて熟成させ、この日のために掘り出したばかりのものだった。/「グルジアに乾杯!」それからケイは飲み始めた。/その値うちにふさわしいやりかたで味わうことはできず、目に涙がにじんできたけれど/角のワインの最後の一滴まで飲みほして、上下さかさまにひっくりかえし、前につきだしてから高々とさしあげた』(P68~70) ワイン発祥の地で、旅立ちを祝して仲間と乾杯。これもまた垂涎ものである。
2008/01/01
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