弱気な死人 (ヴィレッジブックス F ウ 4-1)
弱気な死人 (ヴィレッジブックス F ウ 4-1) / 感想・レビュー
ワッピー
ドナルド・E・ウェストレイク誕生日読書会’22 参加本。ちょっと詰めの甘い主人公が経済的窮地を脱するために愛する妻と一緒に仕組んだ生命保険金の詐取。夫として死に、妻の弟として出直すことにして、ベネズエラの田舎町で妻の一族の助けを借りて簡単に終わるはずだったのに、地元の警部、保険調査員、そして分配金に目がくらんだ一族のはみ出し者が追いかけてくる!どうせ悪事をやるからにはきちんとやれよ!と思うワッピーはこの手のドタバタにイラつきがちですが、そこはウェストレイク、人任せで無策、状況に流されっぱなしで計画性 →
2022/07/09
聖月
〇本書『弱気な死人』の一番最初に出てくる登場人物の紹介に驚いた評者。“バリー・リー:ゲレラで死ぬ男”・・・ゲレラが店の名前か地名かは知らないが、いきなり、死ぬ男がトップである。そしてこいつが主人公なのである。
2005/12/17
じょじょ
合わない。
2018/12/18
秋樹
借金に行き詰ったバリーは、保険金詐欺を画策する。画策するといっても、計画は概ね他人任せだし、予見できそうなトラブルにあっさり巻き込まれていくし、主人公の詰めの甘さにこっちがやきもきさせられる本。本当に行き当たりばったりなので、先の読めなさにハラハラするか、進まない話にイライラするかに、この本を楽しめるかどうかが係ってます。おれは、著者お得意の軽いユーモラスな会話劇を楽しみつつ、気楽に読みました。あと、名前がコロコロ変わる主人公に、数多のPNを使い分けるウェストレイク本人を見た気がしました。
2013/06/30
kikizo
ウェストレイク得意のユーモアたっぷりの犯罪(未遂⁉)小説。様々な名前と人間関係に戸惑ってしまったが最後は、おいおい、、、(笑)。これも彼の持ち味ですね。肩の凝らないお話でした。
2015/10/14
感想・レビューをもっと見る