青眼白眼: 歌集 (かりん叢書 305)
青眼白眼: 歌集 (かりん叢書 305) / 感想・レビュー
浦和みかん
教壇に立つ自らの老い姿の歌とか、老いと劣等感のようなものが色濃いか。作者の歌は、単語レベルでは知識の必要な作られ方をしている歌が多いけど、その抒情は案外と分かりやすい気がする。連作単位でも単語が通じているというか(例えば連作「アトム」には全ての歌に「アトム」が入るとか)、単語的な作り方と情のバランスで歌の面白さが決するタイプなのではないだろうか。
2018/05/26
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