所有と分配の人類学―エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学
所有と分配の人類学―エチオピア農村社会の土地と富をめぐる力学 / 感想・レビュー
soto
ずいぶん前に読んだが、印象に残っている本。「所有」という現代社会の最もベースとなっている概念のひとつも、はじめから当たり前に存在していた概念ではないということが、エチオピアでのフィールドワークを通じて実証されていく。細切れな実例を深め、それが持つ意味を大きな結論にもっていくまでの、ストーリーの構成が上手い。
2016/11/16
kaikaikorokoro1
「わたし」は「わたしのもの」に対する排他的な決定権をもつ…それは1つの主張に過ぎないのではないか。「所有」に関する自分の概念が揺さぶられた。著者と同じような時代に東アフリカにいたことがあって、懐かしく感じた。
2017/12/04
ユーザー名
ちょうおもしろい。
2012/12/11
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