ワンダーランドに卒業はない (こどものみらい叢書)
ワンダーランドに卒業はない (こどものみらい叢書) / 感想・レビュー
とよぽん
中島京子さんが子ども時代に愛読した本を紹介している。ほとんどが外国の作品だった。ということに私は期待がはずれて・・・。「ワンダーランド」というくくりだからなのか? 今ひとつ入り込めなかった。
2022/10/14
よこたん
“このエッセイを書いている間、わたしは物語に没頭し、言葉のセンスに大笑いして、とても幸福な時間を持った。読書というのは、なんと安上がりで気楽なタイムマシンであることか。” 読み手それぞれが受け取る世界がある。同じ本でも「へえ~そうとるんだ!」と感じるし、響く箇所も違うことが面白い。『小さなバイキングビッケ』の章がとてもよかった。既読の本のところでは、子どもだった頃の空気がよみがえってきて、嬉しくなった。『あしながおじさん』『秘密の花園』については、なかなか辛辣な中島さん。ふわ~っと読んでいた私とは大違い。
2022/12/02
Roko
子どもの頃に読んだ本を大人になって読み返してみると、意外な発見があるんです。子どもの頃には嫌な大人だと思っていた人が、意外といい人だったということに気がついたり、子どもの頃にはわからなかった食物や飲物が、今は手に入るようになっていたりすることもあります。 まだ読んだことがない本が何冊かあるので、読みたい本リストにリストアップしなくっちゃ! 「ワンダーランドに卒業はない」というタイトルに、激しく同意です!
2022/11/29
混沌工房
中島京子さんが子供の頃に愛読していた本についてのエッセイ。あげられた18作のうちまったく知らなかったのは『ふくろ小路一番地』、いずれ読んでみようと思う。中島さんの意見に感心したり意外に思ったり。今春から海外児童文学をボチボチと再読しているので参考にさせてもらおう。ラインナップ見て気づいたのは18作中11作(多分)が日本でアニメ化されていること。『ビッケ』なんてアニメでしか知らないもん。『コロボックル』アニメで見た記憶があって確認したらやはり佐藤さとるが原作のものだった、ジャパニメーション恐るべし。
2023/09/07
おおにし
中島京子さんの児童文学をテーマにしたエッセイ集。中島さんはこれらの児童文学を読み直してエッセーを書いている。私は子供のころにあまり児童文学読んでいなかったので、児童文学を読み直す楽しさがよくわからないが、大人になってから読んだ「モモ」と「ゲド戦記」はこのエッセーを読んでもう一度読んでみたくなった。
2023/04/18
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