異郷の帆 (傑作時代小説叢書)
異郷の帆 (傑作時代小説叢書) / 感想・レビュー
Mark.jr
鎖国の時代、長崎のオランダとの出島で起きた殺人事件を描いた時代ミステリーです。主な読み所は、オランダ人と日本人の微妙な緊張関係ですが、殺人に使われた謎の凶器など、フーダニット・ミステリーとしてもきっちりまとまっています。
2019/10/11
もぐもぐチョビたん
元禄初期の長崎出島で起こる殺人事件の話。時代物なのでちょっとクセがあるかな。話自体は慣れれば面白かったと思う。読みにくかったけど最後はよかった。
2012/12/21
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
☆×4.0…時代小説+ミステリー。割と時代小説だと女の嫉妬が出てくる作品が多かったりもしますが、これは「男のいがみ合い」と言うものが出てきます。そう、出島の「華」とも言える女性の奪い合いですね。一応殺人事件が出てくるのでミステリーでもあります。実はこの作品にはあるとんでもない事実が後に出てきますが、きっとそれには気付かないことでしょう。ただし…不自然な描写はあることはあるのです。恋路と、殺人事件…最後はハッピーエンド(?)で終わったのはせめてもの救いでしょう。
2012/02/27
感想・レビューをもっと見る