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ユリイカ 2014年9月 臨時増刊号 総特集◎イケメン・スタディーズ

ユリイカ 2014年9月 臨時増刊号 総特集◎イケメン・スタディーズ

ユリイカ 2014年9月 臨時増刊号 総特集◎イケメン・スタディーズ

作家
小越勇輝
鈴木拡樹
高杉真宙
小野賢章
坂口健太郎
國島直希
飯伏幸太
阿久津愼太郎
千葉雅也
星野太
柴田英里
出版社
青土社
発売日
2014-07-17
ISBN
9784791702756
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ユリイカ 2014年9月 臨時増刊号 総特集◎イケメン・スタディーズ / 感想・レビュー

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壱萬参仟縁

不細工ヲヤジが敢て借り出して読んだ。しかし、多くのイケメン、とりわけ、10代、20代のイケメンが出てきてインタビューされているのはスキップしたことをお断りしたい。イケメンは昨今の集団的自衛権の主体たり得ないとも思われる。イメージ戦略としてあり得ない。国家戦略とは程遠い存在に思える。他の研究者の論稿のみ。前川直哉「イケメン学の幕ひらくとき」(26頁~)。

2014/07/24

Ecriture

かつて女と男は見られることにおいてあまりにも非対称であり、男は女を眼差し、消費する側の特権を享受していた。戦後、男性も見られる側としての要素を引き受けつつ「社会のイケメン化」(前川)が進み、特に90年代以降『egg』周辺で使われ始めたという「イケメン」なる言葉によって眼差されて過剰に消費されるものとしての男性が登場し、現在ではそれが常態化した「ポスト・イケメンの時代」の到来をも思わせる。男が見られる対象になっていく過程を扱った名著が紹介されていて、また読むものが増えたなという感じ。

2014/07/22

伊野

「ホストクラブで探し出すイケメンは、美術館で足を止める作品のようなもの」なかなか的確な表現だと思う。適当に空虚でありながらも、どこか引っ掛るような存在。また、これまで女性を一方的に見る側であった男性が、女性に見られる対象にもなり得る現代の状況について何人かが言及していた。

2014/10/07

子音はC 母音はA

ある意味、表象文化の最前線を行ってると思う。イケメン縛りで多種多様な論考が為されており、どれも読み応えがある。千葉雅也の巻頭の言葉が出色。「イケメン」とはここ15年で集約された歴史的言葉であり、従来は男が(女性の容姿を見る主体)であるだけだったのが、男も女性の側から<眼差しの客体>化が図られていき、それが大衆化され「イケメン」という言葉が定着したという流れは、なるほどなと思う。

2014/08/18

はすのこ

初っ端、千葉雅也は流石に笑う

2016/09/03

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