KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ユリイカ 2016年2月号 特集=原節子と〈昭和〉の風景

ユリイカ 2016年2月号 特集=原節子と〈昭和〉の風景

ユリイカ 2016年2月号 特集=原節子と〈昭和〉の風景

作家
岡田茉莉子
吉田喜重
出版社
青土社
発売日
2016-01-27
ISBN
9784791703043
amazonで購入する Kindle版を購入する

ユリイカ 2016年2月号 特集=原節子と〈昭和〉の風景 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

壱萬参仟縁

四方田犬彦氏:人はいかにして国民女優となるか。社会において映画産業が一定の興隆を見、大衆娯楽の王者として君臨していた時期にしか生じない、地域的、史的現象(71頁)。長谷正人氏:ハワード・ヒューズ(1938年91時間で世界一周したが、その後は、60年代には引きこもり←確実に反動)と原節子の生涯の比較(93頁下段)。どうも、素人判断ですが、1947年の映画が団塊世代を生んだんじゃないか? 『わが青春に悔なし』とか『かけ出し時代』とか(170頁上段)。『安城家の舞踏会』(吉村公三郎196頁下段)。

2016/04/24

おおにし

対談での岡田茉莉子さんの思い出話。「秋刀魚の味」の完成祝いで小津監督に「小津さんの映画のなかで、誰がもっとも素晴らしい女優ですか」と尋ねたら、即座に「そうだな、四番バッターは杉村春子だね」と答えたそうだ。岡田さんは四番バッターに原さんの名を上げると思っていたので不思議に感じたそうだ。小津監督にとって原節子は他の女優と比較できない特別な存在だったのだろうか。原節子は小津監督のことをどう思っていたのだろうか。二人の関係がどうあれ、原節子なしでは「東京物語」という傑作映画は生まれなかったことは間違いない。

2016/05/20

justdon'taskmewhatitwas

彼女≒『紀子/小津 』の印象の強い私としても、寄稿者の殆どがレビューを躊躇するのはちょい笑。そんな天寿全うの「銀幕のスタア」。戦前戦中占領下とイデオロギーが目まぐるしく変わる中でも、一線をバリバリ張れた理由は(あまり語られていないけど映画的に身体的な)演技力に因る(!!!)。リアルタイムで観たかった。R.I.P.

2016/03/27

羊男

「昭和の風景」とあるが、一様に「永遠の処女」を論じていて面白くない。四方田犬と片山杜秀は面白くて頷いてしまう。あとは「自転車美人」とか「新しき土」を論じてるものぐらいかな。

2016/03/13

感想・レビューをもっと見る