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ユリイカ 2016年9月号 特集=新海誠 ―『ほしのこえ』から『君の名は。』へ

ユリイカ 2016年9月号 特集=新海誠 ―『ほしのこえ』から『君の名は。』へ

ユリイカ 2016年9月号 特集=新海誠 ―『ほしのこえ』から『君の名は。』へ

作家
新海誠
神木隆之介
RADWIMPS
丹治匠
中田健太郎
出版社
青土社
発売日
2016-08-27
ISBN
9784791703142
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ユリイカ 2016年9月号 特集=新海誠 ―『ほしのこえ』から『君の名は。』へ / 感想・レビュー

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雪風のねこ@(=´ω`=)

過去作から最新作まで、新海氏の熱烈なファンとして同業者として細かな考察がなされ、専門的な視点から熱く語られている。過去作を見ていない方にもお勧めである。むしろ読んで頂きたい。同氏の作品にかけた想いや緻密な設計理論は、なるほどと膝を叩きたくなるくらい、素晴らしいものである。例えばよく言われる背景の精緻さは、実は背景が綺麗なのではなく、空気が、神々しい程にとんでもなく澄んでいるからこそ、緻密な存在感を指し表しているのだと云う。同氏の、残酷な程の冷徹さとたった一握の救いは、確かに過去作に存在するものであった。続

2016/11/07

ゆかーん

『君の名は』についての雑誌。新海監督と神木隆之介さんのインタビューが見たくて手に取りました。どんな部分に注目してほしいのか、どこに力をかけたのがとてもよく分かる内容でした。また、RAD WIMPSさんの楽曲の苦労話もとても興味深く、努力してやっと完成出来たことがとてもよく伝わって来ました。多くの人の努力が詰まって完成された作品だからこそ、大ヒットは必然だったのでしょう!また、専門家が語る『君の名は』の解説は、勉強になることばかりでした。風景から時間の流れまで、多岐に渡る解説にどれも納得してしました!

2016/10/20

akira

図書館本。 新海誠特集号。面白かった。いい作品があってそれを制作している人たちの話は本当に刺激的でおもしろい。監督自身のインタビューはもちろん、声をあてた神木隆之介氏、そして音楽のRADWIMPSへのインタビューなど。 インタビューで明らかになる新海監督と野田氏のやりとり。新海監督のRAD好きは聞いていてそこにお願いするエピソードは読んでいたが、ここまで妥協なくぶつかり合っていたとは。ものづくりの姿勢が半端ない二人のやり取りには刺激を受けた。 「野田さん、そこはあと一歩強く前に出てもらえませんか」

2017/04/23

にま

読了。今話題になっている新海誠新作映画『君の名は。』を丸々一冊特集(厳密には丸々一冊ではないけども)。映画を観た帰りに他の関連書籍と一緒に購入。監督インタビューや演者インタビュー、主題歌アーティストインタビューなどなど、そして様々な視点から見た評論は読みごたえありました。新海作品と言えばやはり背景なので美術、背景の部分はとても面白かった。こんなに映画にハマってるのはサマーウォーズ以来かもしれませんね。あと何回か観に行くと思います。

2016/09/06

かがみ

新海誠氏の特異性はセカイ系という文脈を通じて現代アニメーションの中に新たな形で「風景の発見」を導入した点にある。観客は新海映画における瑞やかな風景体験の中で〈わたし〉という主体を発見する。そして新海作品における風景の最大の特徴の一つは「横切っていくもの」である。これはかつて「雲の向こう」の塔や「秒速」のロケットと言った憧憬の象徴として描かれていたが「君の名は。」では危機の象徴として描かれる。この変化はストーリーデリングの作用点がデタッチメントからコミットメントへと変化した事と照応してるように思える。

2019/07/31

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