ユリイカ 2018年9月号 総特集=濱口竜介 ―『PASSION』『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』・・・映画監督という営為―
ユリイカ 2018年9月号 総特集=濱口竜介 ―『PASSION』『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』・・・映画監督という営為―
- 作家
- 出版社
- 青土社
- 発売日
- 2018-08-27
- ISBN
- 9784791703548
ユリイカ 2018年9月号 総特集=濱口竜介 ―『PASSION』『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』・・・映画監督という営為― / 感想・レビュー
しゅん
ユリイカは買ってもなかなか読み終わらなかったりするのだけど、今回はスルスル読んでしまった。ほとんど全ての論考が生き生きとしている。蓮實×濱口対談における蓮實の逞しさ、清原惟と三浦哲也が同じシーン(瀬戸康史怒りのチェーホフ)を別の視点で分析してるのも刺激になる。映画そのものの「社会実験」性を『ハッピーアワー』から見出す長谷正人の論は演技と社会の関係性を考えるジャンプ台になっているし、濱口映画とダンスや妊娠との関係性も興味をそそられる。ここまでワクワクする『ユリイカ』は久々、もしくははじめてかもしれない。
2018/09/28
しゅん
濱口竜介(の今観れるやつを)全部観てから読むとかなり違う読み応えだな。特に東北三部作を観るときには、カメラのZ型の配置とその効果を知っておくと楽しめる。東出昌大が亮平より麦に共感してるの面白いな。純と大紀が実の親子なの、すっかり忘れてた。『ハッピーアワー』二回目観た時も全く思い出さなかった。
2022/03/22
jamko
蓮實先生、濱口監督めっちゃ好きなんだなと思いました笑 『ハッピーアワー』も見たいな。
2018/12/18
kentaro mori
執筆者の誰もがノリながら書いているのがわかる。これほどの熱量のあるユリイカ、かつてあっただろうか?そして、知れば知るほど底知れない濱口竜介という「方法」。この「奇跡」は映画だけのものではない。これは「社会」だ。「現実」だ。⚫️「たとえ苦しくても、誰かと一緒に生きていくことが選択されるような映画が作れないものか」⚫️濱口:「観客とのコミュニケーションの可能性を排除していない」ということなんじゃないですか。僕は、観客によって豊かになるものとして映画をつくっている。
2018/09/04
千利休
あと5回位は読むんじゃないか
2021/11/18
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