ユリイカ 2020年9月臨時増刊号 総特集◎大林宣彦 ―1938-2020―
ユリイカ 2020年9月臨時増刊号 総特集◎大林宣彦 ―1938-2020― / 感想・レビュー
ぐうぐう
大林宣彦のフィルモグラフィーを網羅、俯瞰した内容を期待すると肩透かしを喰らう。なぜなら多くの執筆者達は、尾道三部作や晩年の戦争三部作よりも『HOUSE』に言及しているからだ。しかし、その理由は理解できる。大林のデビュー作である『HOUSE』の正当な評価を、没後の今こそ取り戻したいとする動機もあるが、何より『この空の花』『野のなななのか』『花筐』の戦争三部作と遺作となった『海辺の映画館』を観た者は、どうしても『HOUSE』を思い出さずには居れなくなるからだ。
2020/09/29
トランザム7000
さて、どこから読もうかな?パラパラとページをめくって考える。まずは1997年『HOUSE』直後の大林宣彦さんのインタビューから。塚本晋也監督と犬童一心さんの対談も楽しみだ。手塚眞監督、小中和哉監督、岩井俊二監督のページも面白い。食後に、寝る前に、少しずつ読む。あれ、どこまで読んだっけ?読後、もちろん大林宣彦監督の映画を見たくなるのは必然だ。
2021/03/28
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