現代思想 2018年4月号 特集=現代思想の316冊 ―ブックガイド2018―
現代思想 2018年4月号 特集=現代思想の316冊 ―ブックガイド2018― / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
檜垣立哉「哲学のバロック」(大陸哲学)。ヘルマン・コーエンに「微分哲学」に関する重要な業績がある。『微分という方法の原理とその歴史』は19~20C、カント哲学の内包量、ライプニッツ由来の微分の思考のなかで探究、カントールの集合論が別の方向から連続体の発想を強化することとも共鳴(11頁中段)。春日直樹「矛盾やズレとつきあいつづける」(人類学)。負債の歴史は貨幣の歴史で、グレーバーは後半で5千年の人類史に貨幣をめぐる大きなリズムを明らかにし、現代人がどこに向かいつつあるのかを描く(28頁下段)。
2018/06/11
かんがく
読書の幅が狭まってきているので、ブックガイドを手に取る。政治、歴史、食、数学などそれぞれの学問ジャンルについて専門家が現在の動向と、おすすめの本数冊を解説。知的好奇心が刺激されたので、ここにあがっていた本もどんどん読んでいこうと思う。
2018/10/19
百草丸
大陸哲学、人類学、社会学、エスノグラフィ、歴史学、精神医学、生物学・認知科学、「人間」のみ読む。当初、精神医学の「「臨床と人文知」の協働を再起動する」(松本卓也)と「人間」の「〈人間〉人間以後の人間論」(吉川浩満)を目当てに手にしたが、それら以上に、生物学・認知学の「心の発生と未来への心理生物学的考察」 (岡ノ谷一夫)が発見だった。氏にはガイドブック『脳に心が読めるか 心の進化を知るための90冊』(青土社、2017)があるようだ。
2018/07/08
Ex libris 毒餃子
ブックガイドとして。読んでみたくなった本が何冊かありました。
2018/04/30
葛
現代思想 四月号 第四六巻第六号 2018年4月1日発行 編集人:栗原一樹 発行人:清水一人 発行所:青土社 オフセット印刷:双文社印刷、方英社 製本:鶴亀製本 巻末の連載 立岩真也「家族・性・市場 第144回 榊原賢二郎『社会的方摂と身体』」が良かった
2018/09/22
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