自転車旅行主義―真夜中の精神医学
自転車旅行主義―真夜中の精神医学 / 感想・レビュー
がんぞ
精神科医も医師免許に含まれるから、一年間の専門研修を経て実地に就くことができる/かのフロイトも顎癌手術を繰り返した最晩年にも臨床面談を続けたように、患者との対話は最高の学びの場だが、保険点数550〜600に割り切れない精神疲労≒「妄想」からの汚染がある。中塚はモトクロスバイクで見知らぬ土地までサイクリングするのを癒やしとした「異世界」「他人への恐怖」「日常的生活のキマリへの困惑」などを患者の思考機序が精神科専門書、分析哲学、文芸書などと対照して思念する/’92〜一年半イマーゴ誌連載/自転車は蹴飛ばし捨てた
2024/08/16
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