斜めから見る: 大衆文化を通してラカン理論へ
斜めから見る: 大衆文化を通してラカン理論へ / 感想・レビュー
猫洞 文月
面白かったけど、細かい…長い…。図書館本なので挫折します(・_・、) しかし、哲学が理解できたわけじゃないけど、本文中引用の物語とその哲学的考察は予想してたより面白かった。ついでにスティーブン・キングはやっぱりめちゃめちゃ怖いことがわかったので読まないことにします(笑)
2020/07/04
またの名
ポップカルチャー中心だと思って侮っていた。面白いうえにジジェク節全開。ジジェクの理論を理解するのに『イデ崇』と並んで重要。そもそもヘーゲルやラカンをいきなり読んでも理解しがたくてジジェクを手に取ったのだから、ポップカルチャー満載のほうが読みやすくて当然か。対象a、想像界・象徴界・現実界、幻想、シニフィアン等々、ラカンがSFやミステリや探偵小説を通じて把握でき、しかも現代思想の先端にいるジジェクが味わえるという、非常にコストパフォーマンスの高い本。これは何度も読み返すだろうなぁ。
2012/06/19
にゃら
翻訳がひどい。マイナーな映画ならともかく邦題くらい調べろ。小説もほとんどタイトルが間違ってる。ジジェク訳すならカフカの小説くらい知ってろ。 一番ひどかったのは、原題「Murder, My Sweet」で邦題は「ブランドの殺人者」のところ、「殺人!」「マイ・スイート」と勝手に二本立てにしてくれてる。ほかにも勝手に邦題つけたりとにかく、鈴木晶の翻訳がクソすぎて調べることに手間取ってしまったので、面白い内容なのに新訳が出るまでオススメしたくない本になりました。ちなみに読んだものは発行から十年経った第五刷でした。
2017/11/08
アルゴス
なんともわかりやすいジジェク。ヒッチコックや小説を例にとりながら、ラカンの理論の骨子を説明する。ほかのところで語られていて、繰り返しになるところも多いが、ジジェクの本領発揮というところである。ジジェクを読むなら、まずこれをお勧めしたい。
2018/01/26
末定智弘
ヒッチコックは<他者>の根源的外部性を、主体の真理が表現される場所とした。この手法は「無意識は外にある」というラカンのテーゼの反復である。・・ヒッチ映画はラカン理論の最高のテクスト! まだ本が見つからんのでジジェクの他の本読んでる・
2012/05/28
感想・レビューをもっと見る