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パサージュ論熟読玩味

パサージュ論熟読玩味

パサージュ論熟読玩味

作家
鹿島茂
出版社
青土社
発売日
1996-05-01
ISBN
9784791754564
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パサージュ論熟読玩味 / 感想・レビュー

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ターさん

「歴代世界チャンピオンの中でも最強の一人に数えられるベンヤミン」の『パサージュ論』を、友人と読み切るという目標を立てた。それには、鹿島先生の力が必要である。難解な[N3,1]を、語学の知識を駆使して「形象」を「イメージ」に、「かつてあったもの」を「むかし」に、「この今」を「いま」と置き換えて読む。さすがである。また、本書から指針をもらう。「プルーストがその生涯の物語を目覚めのシーンから始めたのと同様に、(中略)このパサージュ論は一九世紀からの目覚めを扱うのである」[N4,3]いざ「ベンヤミン号」出帆!⛵️

2022/02/08

固有名

パサージュをインターネットに変えても丸々意味が通ってしまう。恐らくインターネットは巨大な遊歩の空間であり、そこでは蒐集家と研究者と遊歩者が接近してしまう。また著者やベンヤミンの言う蒐集とは東浩紀の言うデータベース理論そのものである。(蒐集は個人に完結したものだが) ベンヤミン自身パサージュ論の中で二次創作めいたふるまいをしている。

2012/11/25

ksh

「パサージュ論」に対して、著者が熱っぽく語る愛の詰まった一冊。入り口としては非常に入りやすかった。この本がネット時代前夜に書かれているということがなんだか感慨深い。

2014/12/12

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