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波状原論S改: 社会学・メタゲーム・自由

波状原論S改: 社会学・メタゲーム・自由

波状原論S改: 社会学・メタゲーム・自由

作家
東浩紀
大澤真幸
出版社
青土社
発売日
2005-11-01
ISBN
9784791762408
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波状原論S改: 社会学・メタゲーム・自由 / 感想・レビュー

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白義

社会学系評論のこれからを考えるためにかなり有益。この本には工学的リバタリアニズム、社会の動物化をきちんと踏まえた上で、いかに人文・思想的な考察を広げていくのか、という問題意識がある。宮台回はほぼ宮台真司へのインタビューといった感じだが、本書全体に今の宮台への脱力感があり、その文脈を踏まえると興味深い。スタンダードに今の社会学、思想を考える北田回、大澤回は純粋に議論が面白く、自由概念の再定義のヒントになるものがある。ただし、さすがにちょっと人文オタク向けな感はあるかも

2012/02/04

ゆうき

学術ではなくストリート系社会学といったところでしょうか。学術の外部に広がる社会学を射程にした対談集。

2013/06/12

fishdeleuze

東浩紀,鈴木謙介がホストで,宮台真司,北田暁大,大澤真幸をゲストに迎えた鼎談集。2005年発行だが,あまり古さを感じさせない。個人的に最も興味深かったのは宮台真司の章。この章はほとんど宮台インタビューの観を呈していて,特に宮台氏の「転向」について実存的な言葉を読むことができる。それと同時に,東,鈴木謙介らと宮台との温度差が著明となっている。単に世代的,思想的なものだけではなくて,時代に対するそれぞれの思い,そしていかに行動していくかについての差異なのだと思う。

2012/06/28

yamayuuri

熟読。宮台真司の言論活動がいかに大きな影響力を及ぼしているか分かった。全3章、全ての話題に宮台さんの名前が出てくる。東さんは人間が馬鹿になろうが、社会との繋がりを弱めようが、それでも生きていける、回るシステムをイメージしているようだ。一応、理解はしたつもりだが、その世界で生き抜ける自信が無い

2010/11/30

てんたかく

政治との距離感覚、監視社会の構造など今でも参考になる議論が多く様々な示唆を受けた。

2024/05/29

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