ありふれた殺人 カレル・チャペック短編集 (3)
ありふれた殺人 カレル・チャペック短編集 (3) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
「ありふれた殺人」は戦争と日常での惨い死の捉え方の違い、「懺悔」は告解の決まりと人間性の矛盾を見事に抉り出しています。「針」は小さな悪意から広がる騒動と裁きは餃子のメタミドホス混入事件などを思い出しました。
2012/01/31
三木
「それですべてです。」のフレーズを見るたび、それに含まれる冷笑にドキッとしてしまいます。タイトルから文末までセンスがすごいなあ。
2010/12/22
ninoseki
表題作を読んでチャペックすごいなと改めて思う
2010/10/03
rururira
カレルチャペックの短編集。肌に合ったのかどの話もわりとさくさく楽しく読めた。 人間の中にある融通のきかなさだったり、感情だったりを描いた作品だなと感じた。
2017/12/17
星規夫
主体性のない割にエゴばかりが増大した人々が織りなす、ゲンナリするような言い争いを記した「電報」を始め、皮肉の効いた作品が納められている。いいねチャペック。
2013/04/30
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