ある女流詩人伝
ある女流詩人伝 / 感想・レビュー
takao
ふむ
2023/02/25
serene
無名ながらも魅力あふれる女流詩人ユーリエ・シュラーダーの伝記エッセイ。 著者はカフカをはじめドイツ文学の翻訳者であると同時に優れたエッセイストでもある池内紀氏。 著者名に気付かなければ手に取ることのなかった本でしたが読めてよかった。 こんな伝記は初めて。 才能の称賛ではなく、悲劇の枠にはめ込むこともなく、むしろそっけなく、ときにからかうように、けれどもユーリエとその詩を語る言葉には哀しみと優しさがにじんでいて、胸がじんとしました。
2012/06/05
すいれん
素朴で悲しくて可笑しい詩。足らないようで雄弁。人生はしょっぱいものだけど、詩もなんともしょっぱい。堅苦しい評伝…もしくは子供向けの易しいもの…とは違った不思議な紹介本。日記帳に関して「誰にも話せないことが日記帳には話せる」と隠し場所。激しく同意。中、高生の頃読みたかったなぁ。
2015/07/15
weiss
不思議な評伝だったが、面白かった。
2012/04/14
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