子育てが終わらない 「30歳成人」時代の家族論
子育てが終わらない 「30歳成人」時代の家族論 / 感想・レビュー
ケロコ
【図書館】実に重たいテーマの本であった。医学博士と職業訓練指導員の共著。『30成人』時代の家族論というサブタイトルに興味を持ち拝読。子供との関係をみつめ直す目的で借りてみた。先進国のなかで同居率が高い国では(韓国、イタリア、スペインなど)日本と同じように『引きこもり』が多いと推定されているそうだ。なるほど完全密室が問題を複雑にしているということだよね。成人した息子たちと共存しているケロコも、『たまたま縁の、ある大人が共同生活をしている』というイメージで捉えることが出来るのか?訓練だ!
2019/10/07
ヒデミン@もも
斎藤環さんは、難しいことをわかりやすく教えてくれる。ひきこもりの高齢化問題を扱った対談式。ひきこもりではないけれど、そろそろ親離れ子離れしないといけない私にも参考になった。帯に書かれた正しい親のやめ方なんてないんだろうけど、いつまでも子育てが終わらなきゃこまるもんね。 現在人の精神年齢は7掛け!?らしく、30で成人と考えたら丁度いいらしい。この考えでいくと、私もまだまだいけるな。
2013/08/22
ネオ
はじめに、「引きこもりの親は自分を責めている。私の子育ては失敗だったと、問題をかかえこんでしまう。」とあるがいつも思う。子育ての失敗って何だ?この本は丁寧に教えてくれます。失敗ではない。すれ違いやコミュニケーション不足や思い込みや引き延ばし、それらの具体例をあげながら、解説してくれます。家族の問題って他人には理解しにくいのでこの本は有難いのではないでしょうか。
2016/07/17
はるー
私の兄が元引きこもりなので、気になって読みました。確かにそうだなって感じたことも多かったですし、自分が親になるとしたら、やはり人間を育てるという責任は重たいなと考えさせられる内容でした。
2017/06/17
pom
夫と二人きりになる不安から、子どもに家に居て欲しいと願う母親の無意識の欲望が子どもの自立を阻害している。うわーまさに我が家のことか。口では厳しいことしか言わないのに、態度では全面的に子どもの面倒を見る「日本的ダブルバインド」これも思いあたる。ちゃんと就職して自立して欲しいと願いながら足を引っ張っているのは親だったってことにならないようもう一度読んでみます
2017/04/05
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