水瓶
水瓶 / 感想・レビュー
❁かな❁
未映子さんの小説やエッセイは読みましたが詩集は初めて。散文詩というものでしょうか。未映子さんの中から次々と溢れ出す言葉を未映子さんがどんどん紡いでいく感じで本当にすごかったです!とても個性的で魅力溢れる言葉の宇宙☆未映子さんの頭の中はどうなっているんだろう?本当にスゴイ!お気に入りは『冬の扉』これはわかりやすく切なく綺麗なお話で冬の澄んだ空気を感じました♪『戦争花嫁』『バナナフィッシュにうってつけだった日』『誰もがすべてを〜』も良かったです!『水瓶』のすべての◯◯の嵐にはびっくり(笑)とてもセンスが好き★
2015/01/11
ダイスケ
9つの短編集。初めから終わりまで自分がどこにいるのかがわからないままでした。こんな面が著者にあるんだと分かったことが唯一の収穫です。
2023/04/30
とら
川上未映子さんの詩集……詩集!?どこを見ても詩集としか書いていないので読んだ身としては疑問しか感じ得なかったけれど、この場合詩は詩でも”散文詩”というジャンルに入るらしい。どう考えても普通の文章だったもんなあ。川上さんにしてはファンタジーっぽくて新鮮だなあとか感じていたので。でも詩ということは簡単に描かれた、例えば「水瓶」なんて代物も、何か深い意味を持ってしまっているのだろう。単に「水瓶」なだけでなく。でも正直深い所まで分析したりせずに、純粋に文章と世界観と物語を楽しんだ。相変わらず良い単語ばかりを使う。
2013/12/12
ネコタ
こういう作品をなんて言うんだろう。すごい不思議な世界観で描かれている。これが川上未映子さんの頭の中なんだろうか。表題作を含む短い作品がいくつか収載されている。「誰もがすべてを解決できると思っていた日」父はホットケーキを1枚、6枚、18枚、28枚、96枚と積み重ね、???なんだこの数列??。「水瓶」の141ページから147ページのこれはなに??難しくて理解し難い世界観。
2018/04/02
八百
青土社から本が出てるだけやっぱり未映子はエラいんだなぁと感慨頻り。実は中原中也賞も獲ってる知る人ぞ知る詩人なのである。散文詩も久しぶりに書面でお目にかかることが出来たしさぞやその内容も…よくわからん!わかろうとしてもよくわからないくせにわかったふりをしようとすることがよくないのはわかっているのだがわかろうとしたい欲求は憤懣やる方なくなくとどのつまりわかったことといえばわかろうとするのにわからない焦燥が募ったことだけだ。でもひとつだけわかることは書いている未映子もきっとわかっていない…言葉の洪水警報
2014/10/30
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