KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

昆虫学ってなに?

昆虫学ってなに?

昆虫学ってなに?

作家
日高敏隆
出版社
青土社
発売日
2013-01-25
ISBN
9784791766895
amazonで購入する

昆虫学ってなに? / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

おりがみ

動物行動学者日高敏隆のエッセイが数多く収められています。思い込みでそのままにしてしまいそうだったり、気にもとめないような昆虫たちの所作に「なぜ」を求める姿勢に敬服するばかりです。Ⅲ部の昆虫の「翅」に関するくだりはややマニアックです。生き物目線の親しみやすい文章でありながら具に観察しているからこそ素人の私でも読みたくなりました。幅広い世代の人に勧めたくなる魅力のある一冊です。

2019/01/04

tom

昆虫の雌は性フェロモンを出していて、雄は遠いところから、フェロモンを関知して雌を探し出し、生殖をすると読んだことがある。性フェロモンはすごい、昆虫もすごいと思っていた。でも、これは、30年も前に言われた学説で、いまでは「性フェロモンの神話」とされているとのこと。性フェロモンの射程範囲は、せいぜい周囲30センチ、雄はうろうろと雌がいそうな場所を探し回り、ようやくフェロモンを関知するというのが実態らしい。これにはちょっと驚いた。知らぬこと、勝手に思いこんでいることがいっぱいあるなあと、けっこう楽しく読めた本。

2013/03/21

takao

ふむ

2022/09/26

はるお

虫にまつわる不思議が、簡易な文体で短めのエピソードでいくつも書かれている。小中学生にも読んでほしい。

2015/07/08

rinpei

翅の起源、側板説を取って、気管えら説には何も触れていない。17年ゼミについても寄生体説のみで、「素数ゼミの謎」を著した吉村仁氏の説については何も触れていない。無翅昆虫は昆虫か、これには形態的、つまり解剖学的知見よりも系統発生学的知見が直接解を示すはずだが、それについては全く記載なし。系統発生学的知見が今のところ全くないという事なのだろうか? 近い将来、これらについて是非とも著して欲しい。

2018/03/08

感想・レビューをもっと見る