青い薬
青い薬 / 感想・レビュー
びーとぅん
スイスの漫画家さんの自伝的な作品。フランスのこういうスタイルの漫画のことをバンド・デシネということを初めて知りました。HIV陽性の女性と恋におち、同じく陽性の彼女の息子と3人で生きていくことを決めた男性の話。エイズの治療法の進歩や、感染経路やその確率など、なんとなくしか知らなかった知識をしっかりと持つことがいかに大切か改めて感じました。病気に対する偏見や無意識の恐怖のようなものと戦いながらも、お互いを信頼しあって歩んでいく二人の姿は感動的で涙が出ます。哲学的な側面もあり、考えさせられる内容でした。
2014/11/02
緑虫@漫画
HIVに感染している恋人と漫画家のお話。パートナーが抱えている大きな不幸を人が受け容れるときに往々にして見られる損得勘定からの飛躍はやはりとても美しいものだ。あと、作品の中で描かれていることで純粋にすごいと思ったのはAIDS治療の進歩ね。薬の力で1リットル血を飲んだとしても感染しないくらいに血中のウイルス濃度を下げれるとか、すごすぎてにわかには信じがたいレベル。
2013/09/25
garth
「ねえ、子供つくろっか?」
2013/09/29
龍國竣/リュウゴク
自伝、病、白黒。ダヴィッド・ベー「大発作」がすぐさま思い浮かんだが、著者もその系譜上にある事を否定しない。「本能の赴くまま」に描かれた「震えるような描線」が、読む者を不安にさせる。間に日本の春画が一コマ挿入されているのが記憶に残る。
2013/09/25
wasabi
「すぐにうまくいくであろことはわかっていた...だがまだその瞬間には、それがどんな形を取るのかまではわからなかった...」「未だによくわかっていない...」
2013/10/04
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