心臓の科学史 -古代の「発見」から現代の最新医療まで-
心臓の科学史 -古代の「発見」から現代の最新医療まで- / 感想・レビュー
Ryo Sogawa
循環器、特に心臓を非常に広い角度から見た、とても面白い本でした。話題は、カテーテル、人工心臓、スタチン、先天性心疾患手術といった医療から、ヒト以外の種での心疾患、生物進化にまで及びますが、それがバラバラでなく、つながったストーリーになっているのが、印象的でした。
2018/05/08
takao
ふむ
2024/10/09
ちゅん
心臓の解剖学的解明と、心臓分野の医療革新についての物語。後半は主に心臓の現代における病について。各々の立役者達自身もなかなか刺激的な印象。筆者の文章センスが良くて読みやすい。
2020/08/21
huchang
2019年中に読んだ本。血やリアル医療ものがダメなのに買ってしまい、しばらく積んでおりました。実家の甥っ子にプレゼント兼書籍整理で手放す前に感想をば。程度によるが卒倒しそうなほど血の話が生々しいわけではない。心臓外科学の歴史が意外に新しいことやその理由がよく分かるいい本だった。『自分の体で実験したい』という本を思い出す。科学の発展は身体を張り、時に倫理的にまずいことも通り抜けて今があるのだなというのがよくわかる。だから身体を張れではない方向に科学が発展してきたことに、みんなもっと学ぼうぜ、と思う。
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