弁慶役者 七代目幸四郎
ジャンル
弁慶役者 七代目幸四郎 / 感想・レビュー
軍縮地球市民shinshin
七代目松本幸四郎の伝記小説。小説というより詳細な年表を作成してそれに若干肉をつけたという感じか。史伝といったほうがしっくりくる。4年前に出た本だが、たぶん古書で買っておいてずっと積ん読だったもの。 七代目幸四郎は弁慶が得意で生涯で1600回も演じたという。
2020/12/15
hasegawa noboru
玄人受けする劇評家渡辺保は当代吉右衛門をおおいに褒めるのに比して、その兄九代目幸四郎の芸にはずいぶん手厳しいと思ったことがあるが、この本の祖父七代目の頃からの傾向なのか。渡辺は、リアルとリアリズムは違うとどこかで言っていたようだが、九代目團十郎の衣鉢を継いだともいえる「活歴」臭が七代目幸四郎批判の言葉として終生つきまとったという。 *校正ミス・P.161L.1「田中が帰ってきて」→「齋藤が」・P.170「三代目猿之助」は「この猿之助の曾孫である」→「孫」・P.350L.1「十二代團十郎」→「十一代」
2016/09/05
感想・レビューをもっと見る