殺人の人類史 下巻
殺人の人類史 下巻 / 感想・レビュー
Smith, Ordinary. Person.
人はなぜ他者に危害を加えようとする衝動に駆られるのか。加害行動は、一部の理性や良心を持たない人たちの異常な行動ではない。条件さえ揃えば、善人もまた他者を害し、命を奪う側になるのだ。はたして人類は "An End to Murder" ――「殺人期の終り」を迎えることはできるのか。異色の批評家であった父の遺稿をもとに、その息子が血に塗れた人類史を紐解きながら、人類の根本にある「邪悪な何か――人に残酷な行為をさせる因子」について考察を試みた、コリン・ウィルソン流人類史研究の集大成。(コメントに続きます。)
2023/09/03
ワイルドストロベリー
歴史に残る殺人鬼には二通りいて一つは、育ちの悪影響。そして先天的な脳の障害からくるもののようだ。良心を生まれながらに持たないとは、本当に恐ろしい。
2017/05/20
感想・レビューをもっと見る