ことばの恐竜 最果タヒ対談集
ことばの恐竜 最果タヒ対談集 / 感想・レビュー
しーふぉ
実際には知り合えないような人から、話しを聞かされて刺激を受けているかのような感覚になるから対談を読むのが好き。
2022/02/13
y_nagaura
最果タヒ月間の締め括り!これも面白かったです。 松本隆「論理はね、防御には使えるけど攻撃には使えないから。」 大森靖子は「ミラーになりたい」、最果タヒは「透明なレンズを覗くみたいに詩を通じて自分の状況を見て欲しい」 日本語の「揺らぎ」。 隠すものではなく引き出す感覚。 青柳いづみ「催眠術をかける気持ちでいる」 穂村弘「無理することで「恩寵」みたいなものが発生する」「批評用語で「動く」「動かない」と言うことがあって、俳句にとっては「動かない」のがいいこと」 ブッダ「エゴサしてなんになるのです」
2018/06/27
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読書が好きなのに「人物の心情を描くのが苦手で、小説が書けない」ことに劣等感を覚えていたが、谷川俊太郎さんが「デタッチメント」というキーワードで言語化していて、膝を打つような思いがした。要は人間を面倒くさがっているのかも(笑)。▼防御は論理で、攻撃は感性で▼最果さんは、言葉を使って心を客観視できる人なのだと思った。誰でも心に激情がほとばしることはあるが、それに完全に思考を持っていかれてしまえば、詩人にはなれない。
2018/04/20
江藤 はるは
パンドラの箱を開け、奥底に眠っていた「ことば」を取り出した詩人。それが最果タヒ。
2020/01/06
土瀝青
図書館本。おもしろい。
2017/10/07
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