KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

シュタイネ

シュタイネ

シュタイネ

作家
多和田葉子
出版社
青土社
発売日
2017-09-22
ISBN
9784791770137
amazonで購入する Kindle版を購入する

シュタイネ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

なる

ダダイズムっぽさ、意識の流れ、これ酔っ払いながら書いてないか?っていう感じの自動書記、めちゃくちゃ面白くて爆笑する。特に後半につれてふざけ度が増して行く。これらが果たして多和田葉子らしさかと問われると迂闊には頷けないけれど、中盤の『アイ(卵か)』『ギースカンネ(如雨露か)』あたりで突然に油断する。前半は徹底的に言葉を弄ぶ(もてあそぶ、が妥当な表現だと思う)作風だったのが突如として真面目な顔をする。ふふん、バレてるぜ姉さん。本質をそうやって忍び込ませるのが賢いやりかたなんだね。妄想かもしれない。すまぬ。

2020/11/12

mntmt

詩集。言葉の感覚が鋭い。うーん、でも、この方は詩より小説の方が好きだな。

2018/10/13

まーぷる@低浮上

多和田葉子さん2作目は詩集を選んでみた。何とも難解、絡み合った糸のようで解けたと思ったらまた別の糸が出現するような感覚。うーんと頭を抱えてしまうのに理解したくて読み進めてしまうのが自分でも不思議で仕方ない。ダルムシュピーゲルング(腸カメラか)、ブリレ(眼鏡か)が面白かった。何度も読み返して噛み砕いて飲み込むのが多和田葉子さんの魅力なのかも。難解だけどやはり癖になる。わからないのにまた懲りもせず読み続ける自分が見える。

2020/08/05

haruaki

自由にされた言葉から湧き立つイメージの中で脳が泳がされている感覚になる。軽い毒とユーモアとリズムにつられて、トリップしてしまうこの気持ちよい美しさは、やみつきになる。

2020/08/31

真琴

多和田葉子さんの詩集。言葉が軽やかに飛び跳ね踊っている。音読したくなってしまった。内容はほとんど理解できませんでしたが、感覚を楽しみました。

2023/11/10

感想・レビューをもっと見る