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英雄なんかどこにもいない 未収録+未公開作品集

英雄なんかどこにもいない 未収録+未公開作品集

英雄なんかどこにもいない 未収録+未公開作品集

作家
チャールズ・ブコウスキー
中川五郎
出版社
青土社
発売日
2020-07-22
ISBN
9784791772933
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英雄なんかどこにもいない 未収録+未公開作品集 / 感想・レビュー

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ケイ

ごめんなさい。訳がどうしても合わなくて。せっかくの未訳もたくさん入れてくれてるけど、最初の五話ほどを数回読まないとなかなか入ってこないので、なぜだろうと訳者さんを調べたらミュージシャンの方みたい。伊丹十三氏の訳本読んだ時と同じ感じだ。「こんにちわ」というのは、いくらなんでもないわと思ったけど、これはわざとだろうか。~追記・読メの過去の感想見ると、この方の訳のブコウスキーは合わないと書いていて、他の方のでは感動していた。もうこれは、波長なのかな。仕方ない。

2020/11/11

蘭奢待

単行本未収録の作品を集めたアンソロジー。若作と思える文章や、いかにもブコウスキーといった文章が詰め込まれている。若作はかなり意外な印象で、真面目な作家を思わせるし、過渡期とも言える作品には腰が引けながらブコウスキーらしさを構築したような、一種言い訳のような文章も挟まれている。 いわく、売れる文章にするために、仕方なくエロを散りばめた虚構を書いていると言ったような。自信を投影したと言われるチナスキーの痛快な言動も現実譚との境目がわからないが、それこそが小説家というものだろう。

2021/07/18

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

無頼派という感じのこの作者の未発表作品。酒と薬と女、詩の朗読、借金、放浪。書いて書いて全部書いてなるべく酷く醜く無責任で無粋な自分を書いて、その積み上がりに作品があるという他にはあまり真似のできない作者。親、特に父親に過酷な扱いを受けてきたその過去を上手く作品に載せる事ができる天才だなあ、いつも思う。この作品集に父親は出てこない。

2022/03/16

ふみふみ

未収録、未公開作品であろうと、既読感が強いのは良くも悪くも同じモチーフで書き飛ばす量産型の著者のスタイルにあるのかな。エッセイは雑誌で読むにはいいけれど、本で同じ話を繰り返されると私としては読み飛ばし。短編は「レイピストの物語」が笑えました。

2022/07/10

uniemo

ブコウスキーの名前は知っていましたが多分ちゃんと読んだことがないと思うので図書館の新着にあったので借りました。どこまでが本当なのか創作なのかわからないけれど、とにかくお酒と若い女性が好きなめちゃくちゃな生き方をしている詩人。かなり下卑た表現も多いけど文章のテンポとか語尾とか好きなタイプだと思いました。

2020/08/23

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