パウル・ツェラン全詩集 第Ⅱ巻
パウル・ツェラン全詩集 第Ⅱ巻 / 感想・レビュー
うた
ツェランの詩は独特な切り詰められ方をしている。翻訳であることも相まって、それそのものが指し示されることはなく、詩の連なりのみからなんとか意図を想像できるところだ。そして翻訳自体の難しさを思わせる反面、日本語の詩としてもちゃんと響いてくるのが不思議だ。
2021/08/09
つだしょ
妻のジゼルにせよ、長男のエリックにせよ、悲劇。作品は、諦めともなんともいえない語の切り詰め方。読みはじめはわけがわからないが、しだいに何かが引っ掛かってくる。こういう言わなすぎる詩は好きだ。触発されたりもする……。
2012/09/03
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