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狂人関係 3 (青林傑作シリーズ)

狂人関係 3 (青林傑作シリーズ)

狂人関係 3 (青林傑作シリーズ)

作家
上村一夫
出版社
青林堂
発売日
1978-05-01
ISBN
9784792600716
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狂人関係 3 (青林傑作シリーズ) / 感想・レビュー

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ぶんぶん

遂に、「お七」が捕まった。 いろいろな思惑を三者三様の立場で思いを馳せる。 春画の天才と瓦版で好評の「捨八」 生きる事に無常を感じる「北斎」今までの生き方に不安を感じる「お永」それぞれの生き方を大きく変える第3部。

2024/09/17

ぶんぶん

二代目・八百屋お七の狂気が迸る、情念の炎が更に燃え上がる。 蕎麦の屋台からの火が大江戸八百八町を舐めつくす大火に。 指名手配になったお七、捕まり獄門に。 捨八、北斎の気持ちは・・・心配するお栄の心持は・・・火に対する憧れと揺れ動く男への気持ち、身体、お七の心は壊れていく。 上村一夫が絵筆に込めて描き上げる女心の深遠を括目して見よ。 第3部、いよいよ佳境である。

2018/06/20

ぶんぶん

【再々読】瓦版に捨八の名が載る、春画の天才と北斎をも凌ぐと。それを見る、北斎、お栄、捨八の父母、そして旅の空で見つめるお七、三者三様の想いが揺れる。ふと、立ち寄った「夜鷹蕎麦」屋台の火に、お七の情炎が乗り移る。その火は大江戸を舐め尽くす大火になってしまう。全国指名手配になったお七、遊び人に憧れて刺れた刺青が疼く。いよいよ、処刑の日、捨八らに見送られて雨の中旅立つ。お七を弔うお栄は複雑な想いで手を合わせるのだった。いよいよ、佳境に入る第三部、果たして北斎は、お栄は、そして捨八は。 いよいよ、最終巻へ。

2021/09/16

ぶんぶん

二代目・八百屋お七のお話で終始します。煮売り屋台から出火した炎は江戸南部一帯を焼き尽くす。やがて縛に捕らわれたお七は冥途に旅立つ事を夢見る。女の情念と哀れが交差する。やがて獄門打ち首に、北斎、捨八は成す術もない、お栄の心の奥底は、すべては諸行無常の世の中か・・・

2013/12/06

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